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AUTHOR: 宮本
TITLE: [digi] iTunes ミュージックストア Japan!?
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DATE: 11/18/2004 16:59:00
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そろそろiPodでも買おうかな……。と思っていた矢先に、こんなニュースが飛び込んできた。
米アップル、日本で音楽配信・来春メドに10万曲
とうとう来た! “iTunes Music Store”とは、アップルがアメリカとヨーロッパで運営する音楽配信サービス。1曲99セントという値段の安さで人気を博し、iPod普及の起爆剤となった。それが日本でもとうとう開始されると言うのだ。しかし、これが日本での音楽配信の拡大や、iPod普及の後押しになるかどうかは疑わしい。まずは、現在国内にある主な音楽配信サービスを比べてみよう。
国内の主な音楽配信サービス
ここに
アップル | iTunes Music store | 10万 | 米99セント 欧0.99ユーロ |
が加わるわけですが、果たしてどうなることやら。もしもスケジュールどおりに、3月に国内で10万曲のサービスが開始できたとしても、それで諸手をあげて喜べるわけではない。おそらくネックとなるなのは、海外に比べて高すぎる日本の音楽の値段である。
表をざっと見てもらえればわかると思うが、日本の音楽配信がいまいちふるわない最も大きな理由はその値段にある。人気アーティストの楽曲なら1曲で300円近くするので、これならシングルCDをレンタルするか、カップリング等も含めると実際にCDを買ってしまった方が手っ取り早いのだ。
NIKKEI WEBには値段についての記述はないが、18日付の日経新聞朝刊を見てみると、アップルは日本では他社と同価格帯で楽曲を配信するもようで、著作権管理でも他者と同条件を受け入れる見通し。楽曲数以外はサービス内容に他社と大差はないとみられ、50万人のiPodユーザーという顧客基盤と欧米での実績を生かすことができるかが日本での成否を左右しそうだ。
とあり、158~368円の価格帯を踏襲しようとしているようだ。がっかり。アップルに失望、日本の音楽配信業界に絶望だ。
上の表を見て、「日本にもこんなに音楽配信サービスがあったのか」と驚いた人も多いと思う。そう、日本では音楽配信は流行っていない。その理由は値段とがんじがらめの転送規制だ。そして、3月にアップルが参入しても、状況はそんなに変わらないだろうことが分かった。日本で音楽配信を根付かせるためには、JASRACとTSUTAYAに破防法でも適用して組織ごとぶっ潰すしかないんじゃないかと思う。音楽文化破壊活動防止法。
まぁ、アップルと日本の音楽業界、どっちが『破壊者』かの判断は難しいけど……。
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