-------- AUTHOR: 宮本 TITLE: [book][blog] クリティカルブログ BASENAME: post STATUS: Publish ALLOW COMMENTS: 1 CONVERT BREAKS: default ALLOW PINGS: 1 PRIMARY CATEGORY: 日記 CATEGORY: DATE: 9/28/2005 12:27:00 PERMALINK: http://type99-3.blogspot.com/2005/09/bookblog.html ----- BODY:
(読書感想文24)

クリティカル・コミュニケーションとフィーリング・コミュニケーション

『わかりやすく伝える技術』という本を読んだ。
この本では、「クリティカル・コミュニケーション」と「フィーリング・コミュニケーション」という概念が紹介されている。

わかりやすく伝える技術

藤原慎也

 “クリティカル~”は、多民族社会や取引相手など、背景や思考が共有できていない相手に、正確な言語表現でこちらの意図を伝えるコミュニケーションである。
対して“フィーリング~”は、日本社会や親しいもの同士など、雰囲気で意思の疎通を図るコミュニケーションだ。

 クリティカル~は、ちょうど論説ブログのようなものだろう。培ったデータや調べた情報を元に、多くの人が納得できる論理展開を駆使して的確に説明する。ちなみにここで使われている「クリティカル」は「批判的な」ではなく「正確な」という意味だ。

 するとさしずめ“フィーリング~”は日記である。著者の指摘によると、会話中に「そういえば…」でどんどん主題からそれていってしまう人はフィーリングタイプだそうだが、これはまさにWEB日記的手法である。日記系の場合、書き始めるまで何を書くか決まっていない人もいる。

 この2つのコミュニケーションは、どちらが優れている、劣っているというものではなく、両方必要なものだと思う。恋人に「私のどこが好き?」と聞かれていちいち論理展開を考えてもしょうがないし、時事ブログで「なんか小泉うぜー」だけ書いていても誰も相手にしてくれない。大事なのは、両者を適切に使い分け、あるいは適度に混ぜて意識的に利用することだろう。と自分を棚に上げて思うのである。
----- EXTENDED BODY: ----- EXCERPT: ----- KEYWORDS: